- カイエンが気になるけど本当に利用しても大丈夫か知りたい。
- 怖いスタッフさんがいないか心配。
- 統合失調症に向いている就労移行支援事業所を探している。
今回は大手企業に勤める障害者ハットリが就労移行支援事業所カイエンを紹介します!!
色んな就労移行支援事業所を比べたい方はこちらの記事で解説しています。【2022年】おすすめの就労移行支援事業所3選を大手企業の障害者が解説します。
カイエンの概要
カイエンは、2009年に発達障害の人たちの職業支援を行う目的で設立された株式会社カイエンが運営しています。
株式会社カイエンは下記の3つの信条を大事にしています。
- 障害・特性を強みに
- 発達障害は、医学の世界では社会性やコミュニケーションの問題などの「弱み」が診断の要件です。
しかし、特性は強みにもなります。
その強みを際立たせることで企業で戦力化されるチャンスが高まると、とことん信じています。 - ユニバーサルな管理法
- MBAとITの世界から学んだコミュニケーションやタスク管理等は、そのまま発達障害の人たちとのコミュニケーションで活用できることに、早くから気づきました。
多くの人が喜ぶ管理方法という意味で「ユニバーサルな管理法」と呼んでいます。 - 資本主義に逆らわない
- 働くという資本主義の場は、やはり弱肉強食です。
多くの労働者は、語弊を恐れずに言うと、資本主義の奴隷として働いています。発達障害の人も、働く以上はその資本の論理を受け入れる必要があります。
冷たい考えと思われるかも知れませんが、資本主義を受け入れる必要性をストレートにお伝えすることで「普通に対等に接してもらえる」、「かわいそうな存在と思われたりしていない」と当事者に感じてもらえるのだと思います。 - 公式サイトより抜粋
株式会社カイエンは「就労移行支援カイエン」以外にも、学生向け支援プログラムや独自の支援アプリ「ミッテル」、親向け就職準備相談会など、充実したサービスが特徴です。
カイエンのメリット
それでは、カイエンを利用するメリットをご紹介します。
- 発達障害に強い
- 就職者数1,700人超え
- 定着率95%
- 就職率80%
発達障害に強い
カイエンは発達障害の方に特化した支援を行っています。
実践的な職業訓練はもちろん、発達障害学や、発達障害の方が苦手とする優先順位を学べるプログラムなど、豊富なカリキュラムが魅力です。
下記にカリキュラムの一部をご紹介します。
- ビジネススキル
- 発達障害学・ソーシャルスキル
- キャリア・プランニング
- 実践型!職業訓練
- スキルアップ
就職者数1,700人超え
2009年に創業したカイエンから就職した人数は、1,700人以上です。
様々な専門性を持ったスタッフが発達障害に理解のある企業200社以上と連携し、独自の求人で就職をサポートしてくれます。
定着率95%
定着率とは、就労移行支援を受けて就職した方の中で、どれくらいの割合の方が職場に定着できたかを表す数値のことです。
カイエンの職場定着率は95%です。
職場定着率が悪い事業所だと、ブラック企業や障害者にとって働きにくい企業へ就職させられる場合もあるので注意しましょう。
就職率80%
すべての利用者のうち80%が就職という、高い就職率を誇っています。
カイエンのデメリット
次は、カイエンを利用するデメリットをご紹介します。
- 発達障害以外の障害には弱い
- 事業所が関東に集中している
発達障害以外の障害には弱い
カイエンは発達障害・グレーゾーンに特化した就労移⾏⽀援事業所です。
利用者も66%の方がASD(自閉症スペクトラム)、次いで26%の方がADHD(注意欠如多動性障害)と発達障害の方が大半のため、発達障害以外の方の実績が低いのが現状です。
事業所が関東に集中している
カイエンの事業所は全部で17拠点ありますが、そのうち14拠点が関東にあります。
カイエンの評判、口コミ、体験談
ここで、公式サイトよりカイエンの体験談をご紹介します。
カイエンの利用手順
無料見学
カイエンでは、随時説明会を開催しています。
サービス提供時間(平日日中)中であれば見学も可能です。
利用手続き
カイエンを利用するには、「障害福祉サービス受給者証」が必要です。
お住まいの市区町村(福祉サービス課)で申請できます。
利用開始
障害福祉サービス受給者証が発行され、重要事項説明が済んだら、いよいよ契約を結び利用開始となります。
1日の流れ
カイエン公式サイトには1日の流れは書かれていませんでした。
ですが、カイエン利用者の方が1日の流れをご紹介されている記事がいくつかあったので、まとめました!
(内容は2019年のものです。現在とは一部異なる場合があります。)
朝は朝礼から始まります。
その後、講座に参加したり、履歴書の添削を受けたり、個人ワークとして、ITスキルを高める練習をしたりします。
午後からも引き続きプログラムをこなし、スキルを伸ばしていきます。
よくある質問
最後に、よくある質問にお答えします。
- 利用料金はいくら?
- 交通費はもらえる?
- 障害者手帳がなくても利用できる?
- パソコンが苦手だけど大丈夫?
利用料金はいくら?
現在、約9割の方が無料で利用しています。
交通費はもらえる?
交通費は利用者の自己負担になります。
ただし一部の自治体では一定の基準を満たす方を対象に交通費の助成金を出している場合もあるようです。
障害者手帳がなくても利用できる?
障害者手帳がない方でも、医師の「診断書」や「意見書」など、支援が必要だと証明できる書類があれば、自治体の判断により利用可能です。
パソコンが苦手だけど大丈夫?
大丈夫です!
どの仕事にも不可欠な、パソコンの基礎的なスキルを習得できるプログラムがあるのでご安心ください。