- 発達障害者が障害者雇用で働くとまともに生活ができないと聞くけど本当か知りたい
- 現在、障害者雇用で働いているけど給料が少なくて生活に余裕がない。
といった悩みや疑問を解決できる記事です。
発達障害者が障害者雇用で働いていると待遇面なので本当に幸せなのか疑問に感じる時があるでしょう。
そこでこの記事では大手企業に勤める障害者でこぽんが発達障害者の障害者雇用が生活できないのか?を丸ごと紹介します。
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発達障害者だけでなく、そもそも障害者雇用で働くと生活できない?
障害者雇用とは、障害のある方が一人ひとりの能力や特性に応じて働けるよう、企業や自治体が「障害者雇用」という制度で、障害のある方を雇用する仕組みです。
原則として障害者手帳・療育手帳を持っている方が対象となります。
障害者雇用の場合、職場環境やサポート体制などに関して企業側の配慮が得られる点が、一般雇用との違いでメリットとなります。
その一方で、障害者雇用で働くことに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
一般雇用との違いやどのような働き方かについてご紹介します。
障害者雇用は一般雇用に比べて給料が安い
障害者雇用の場合、一般雇用と比較し給料が低くなる傾向にあります。
これは、障害者雇用される場合の多くが、簡単な事務作業や軽作業など職種が限られており、専門性やスキルの求められることが少ない仕事内容が多いからです。
また心身に負担がかからないよう、勤務時間を短くしている事業所が多い点も、給料が少なくなる理由の1つとなっています。
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正社員でない(契約社員や派遣社員が多い)
障害者雇用の場合、正社員ではなく契約社員や派遣社員等、非正規での雇用となることが多いです。
これは、正社員の場合週40時間の勤務が必要ですが、それが難しいという方も多いため、また安定して就労できるかを見極めるため、といった理由があります。
非正規雇用では、基本給以外の手当や賞与・昇給がない場合が多いです。
そのため先程ご紹介したように正社員と比べて給料が低くなる傾向にあります。
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年収の高くない職種に就いている
障害者雇用で働く場合は、何かしらの配慮を求めることが多く、一般雇用と比較し仕事内容についても制限があります。
具体的な職種を見ると、軽作業や事務補助、清掃などの業務が多く、一般雇用の場合にも給料の高くない仕事内容の場合が多いです。
このため昇進や昇格、給与アップが見込みづらくなってしまいます。
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発達障害者でも稼いでいる人の特徴
ここまでの内容を見ると、障害者雇用で働くことに不安を感じる方も多いかと思いますが、発達障害を持ちながらも稼いでいる方もいます。
発達障害の方は、コミュニケーションやマルチタスクが苦手な方が多く、この場合マネジメント能力を上げキャリアアップを目指すことが難しくなります。
しかし、自分の技術力を上げることでキャリアアップを目指すことは可能です。こだわりや興味関心ごとへの集中力が高いという特性を活かし、自分に合った仕事を見つけられれば大きな強みにできます。
専門性の高い職種で働く
一般的に業務の専門性が高ければ高いほど、それに比例して給与も上がる傾向にあります。
専門性が高い職種として具体的には、Web系のシステム開発や運営保守、プログラミング、デザイナー等が該当します。
こういった職種は、働くにあたり基礎的なスキルが必要となるため、興味はあるがスキルが無いとう方は、職業訓練に通うなど就労支援を受け、スキルを身に着けてから働き出すということもできます。
自分が興味が持てれば、集中力の高さや強いこだわりを強みにすることができる分野でもあります。
フリーランスで働く
発達障害の方は、自分の関心ごとへのこだわりや集中力はかなり高いものの、人付き合いやマルチタスクが苦手な方が多いです。
会社に属して働くと、自分の仕事をこなすだけでなく、上司や同僚とのコミュニケーションが発生したり、社内の雰囲気や暗黙のルールを察知して立ち回る必要があったりと、困難を感じやすい環境で働くこととなります。
フリーランスという働き方であれば、自分の得意分野を突き詰めていく働き方ができるため、自分の特性を活かしやすいです。
働く場所や時間の制限も無く、自分が集中できる環境づくりもしやすいです。
一方、フリーランスは会社に守られた働き方ではなく、自分で仕事を獲得しなければならないため、まずは会社に属して働きながら副業としてスタートするというのも1つです。
一般雇用で働く(オープン就労)
一般雇用は、障害のない方と同じ条件での雇用を指します。
また障害のある方の就労形態には、障害があることを企業に開示して働くオープン就労と、障害があることを企業に非公開で働くクローズ就労の2種類があります。
一般雇用においても、コミュニケーションなどにおいて、ある程度の配慮が必要である場合には、オープン就労を選択する方が多いです。
働きだしてからも長期継続しやすい点や、障害者雇用と比較し、幅広い職種や求人から選ぶことができる点がメリットとなります。
一方で、配慮は受けられるものの業務内容や成果や他の障害のない方と同水準を求められることとなりますが、自分に合った職種で成果を出すことができれば、給料アップやキャリアアップを目指すこともできます。
大手企業の障害者雇用で働く
大手企業は障害者雇用の採用枠が多く、さらに安定性があるため給料や待遇も良い場合が多いです。給料面では、障害者雇用の平均年収が200万円前後と言われている中、大手企業の場合は250〜350万円程と、差があります。
安定した生活を送ることができますし、給料面だけでなく、サポート体制も整っており、働きやすい環境が整備されています。
雇用時は非正規社員ということも多いですが、正社員登用制度も増えているため、非正規社員からスタートしても正社員を目指すことができます。
正社員になると昇給や賞与があるため、キャリアアップや給料アップを目指せます。
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副業する
ご紹介したように、障害者雇用で就職した場合、給料は低くなってしまいがちです。
障害者雇用だから副業が禁止される、ということもないため副業をするというのも1つの手です。
働きながら別の仕事をすることになるため、副業では自分のペースで仕事ができるもの、在宅でできるもの、自分の興味関心が持てるもの、などストレスにならずに続けられるものを選ぶことが重要です。
先程ご紹介したように、副業から生計が立てられるようになれば、フリーランスとして働くことも選択肢として考えられるようになります。
高待遇の求人を見つけるには転職エージェントを使う
高待遇の求人を見つけたい、正社員として働きたい、また自分に合った仕事や職場環境も考慮した上で仕事選びをしたいという方には、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントを活用することで、応募する求人探しから選考、入社後まで一貫したサポートを受けることができます。
また障害がある方にとって負担となりがちな、企業へ障害や特性を伝える、ということもエージェントが企業側に説明してくれます。
そのため、企業側にも正しく理解してもらった上で転職活動ができます。
転職エージェントも特性やその数自体も増えているため、始めから絞らず複数の転職エージェントに登録してみるというのも1つです。
ご紹介したように、発達障害を持った方でも様々な働き方があります。
自分の特性を理解した上でどういった働き方、どういった職種が自分に合っているのかを検討してみてください。